現役学生が振り返るクリエイティブイノベーション学科への入り方

CIを目指したきっかけや入試対策の方法、学生生活について、ひと足早くCIでの学びを始めている現役学生に聞いてみました。自分に合った選抜方式を考える参考にしてみてください。


一般選抜


Sさん

神奈川県出身 女性/県立高校(共学)卒業
選抜方式:センター3教科方式(文系科目)

メディアとアートを組み合わせた領域に興味があり、はじめはメディア社会学を学べる大学を志望していましたが、高3の秋にCIの開設を知り、目指していた大学よりも学びたい分野が合致すると思い、進学を決めました。
入試はセンター3教科方式と学部統一方式を受験しました。試験対策は他大学の過去問を解くなど、ほかの大学と大きな違いはありませんが、併願校の試験が先にあったため、その対策である程度知識を定着できていたことが良かったと思います。
画塾にも行ったことがなく、アートやデザインの基礎を学ぶ実習についていけるか不安でしたが、実際に入学してみると、周りも実技の経験がない学生がほとんどで、同じスタートラインから始められるのは安心感があります。両親が「クリエイティブを理解する上で実際のものづくりを経験することは必ずためになる」と後押ししてくれたことも支えになりました。


Mさん

東京都出身 女性/私立中高一貫校(女子校)卒業
選抜方式:センター3教科方式(文系科目)

メディアや映像に興味があり、そうした領域を学べる私立大学を目指していましたが、新しい領域に挑戦したい人に向けた造形構想学部の広告にビビッときて、CIを第一志望に変更しました。
予備校で英語、国語、日本史を勉強していたので、選択した入試方式は一般方式の文系学力重視型とセンター3教科方式です。いざ合格してみると「画塾に行ったこともないのに本当に大丈夫だろうか……」と不安になってしまいましたが、「新しいイノベーションを起こすためにはさまざまな学問領域を理解していることが大切になる」とムサビの職員の方にアドバイスをもらい、進学を決めました。
新設された学科で就職実績がなく、親や高校の先生から心配されたももの、新しいからこそ自分たちで可能性を創造できると前向きに捉えています。いまは「都市」をテーマに課題探求する演習に取り組んでいます。グループワークが多いのも新鮮で、従来の考え方にとらわれないことに挑戦したい人に向いていると思います。


Iさん

東京都出身 女性/私立中高一貫校(共学)卒業
選抜方式:一般方式(理系学力重視型)

高3までは国公立の理工系学部のデザイン学科志望で、センター試験対策を進めていました。絵を描くのは好きでしたが、美大は絵が描けるすごい人が行くというイメージが強く、選択肢になかったのです。ただ、CIは勉強してきた科目を生かして受験できることや、造形力は入学後に学べること、そしてクリエイティブを基盤に社会のさまざまな課題解決に取り組めるところに魅力を感じ、挑戦してみようと思いました。
試験対策は進学塾と、高校内で行われていた予備校講師による授業にも出席していました。大学生活が始まってまだ間もないですが、クリエイティブリーダーシップコースの大学院生とコミュニケーションを取る機会もあり、鷹の台にいながら市ヶ谷で開講している大学院の講義を見ることができるなど、開かれた環境はCIならではだと感じます。向上心のある人やいろんなことを吸収したい人には最適な学科だと思います。


総合選抜


Fさん

神奈川県出身 女性/私立中高一貫校(女子校)卒業
選抜方式:総合選抜(構想力重視方式)

高2から美術予備校に通っていたのですが、自分の作品をつくることより、ストーリーマーケティングやキャラクターマーケティングに興味があり、クリエイティブを基盤にビジネスやテクノロジーを学べるCIに興味を持ちました。
総合選抜の構想力重視方式を選択したのは「浪人はしない」という両親との約束が大きな理由です。幸いにも予備校の先生がCI向けの対策を練ってくれて、「ものをきちんと見ること」を徹底して学べたこと、また、好きなコンテンツの分析やプ
レゼンテーションの練習をしてきたことが、試験対策として役に立ったと感じます。
CIには自分が夢中になっていることを突き詰めて、新しいビジネスや産業を生み出していこうという目標を持った人がたくさんいると感じます。自主的にワークショップを企画する学生がいたり、社会の第一線で活躍している大学院生と学部にいながら交流できるのも刺激になります。