プロジェクト概要
本プロジェクトでは、千葉県君津市、株式会社ジャクエツ、株式会社博報堂(UNIVERSITY of CREATIVITY)とともに、創造的地域風土を育むためのあそびのあり方を探求しました。
株式会社ジャクエツは、福井県敦賀市に本社を置き、全国で事業を展開するあそび環境づくりを専門とする企業です。UNIVERSITY of CREATIVITY(UoC)は株式会社博報堂内に設けられた創造性を教育・研究・社会実装する研究機関です。千葉県君津市は、房総半島のほぼ中央に位置する海と山に囲まれた自然あふれる市です。
本プロジェクトでは、君津市内の2つの地域(久留里地区、清和地区)を具体的なフィールドとして、地域における創造性とは何か?創造性を育むための「あそび」とは何か?を探索し、実践しました。
久留里地区では、地域の住民同士をつなぐために、地域の人々の憩いの場となっている水汲み場を活用し、水遊びを通じて共同体を生み出す畑の提案を行いました。清和地区では、廃校になった小学校跡地にできるコミュニティスペースを舞台に、子どもたち自身が遊び場を作ることで地域への愛着を育む新しいパークを提案しました。
学生の感想
これまで地域に対して何かしたいと考えたことがなかったので、今までとは違うことをやってみたり考えてみたりする良い機会だと思いこのプロジェクトに参加しました。
私は久留里地区の担当で、普段は興味を持たないような場所でリサーチを行い、久留里地区の中でどのようなことをすれば地域の人々のためになるのかを考えていきました。
その中で「想像的地域風土」と「遊び」というキーワードをベースにアイデア出しを行い、グループの中でアイデアを出すことの難しさなどを感じました。(橋本直)
「創造的地域風土を育むには?」という問いを、コミュニティや地域風土、公園など、博報堂UoCやジャクエツさんのご協力の元、君津のあるべき姿はどのようなものなのか、われわれがなにを提案できるのか、漠然とした思いから、多様なアウトプットを模索しもがき続けた2ヶ月間となりました。
2泊3日のフィールドワークの中で、地域の方々や土地に触れさせていただき、その地で生き・活動されている方々のお話から、インサイトを抽出し、クリエイティブでどのように地域に貢献できるアウトプットができるか、プロトタイプを作りながら、グループ全員で悩み模索しました。グループワークの中での悩み、進行の辛さなどを乗り越えて、非常に成長を感じる2ヶ月間となったように思います。
活動報告会では、君津市の石井市長に直接われわれの提案内容についてご提案させていただく機会を得ることができ、関係者の皆さん、フィールドワークでご助力いただいた皆さんに、「良かったよ!」とおっしゃって頂き、本当にこのプロジェクトに携わることができよかったと感じました。(中本八尋)
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連携先
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担当教員
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実施年度