プロジェクト概要

別府市、大分市のベッドタウンである日出町は、自然の豊かさ風景の美しさを兼ね備え、発展してきた。しかし、その地で生きて行くと言うより便利さ故、地域も危機感も無く、次第に無くなりつつあるコミュニティーや、地域の営みの衰退に対し鈍感になるのは、どの地域でもある事かもしれないが、この地に横たわっている不安であることは間違いない。学生達は、古民家に1ヶ月共同生活を行い活動を行なった。地域の人達は学生達の暮らしを支えるために、お弁当を作ってくれたり、色々な事を教えてくれたり、積極的に学生達に愛を捧げる、しかしその愛の行方や、受け取り方が分からず躊躇し、戸惑い、悩むのである。それは社会が失ってきた「大切な事」の現れであると思う。表現に苦しみ自己との対話に苦しみ、仲間との対話に苦しみ、次第に閉ざされたものが開いていく。どのチームに起こる当たり前のことが、降りかかる。何が存在したか、何があるのかまだ未解決であろうが、学生達はそこにある、「確かなもの」に気づいたはずである。人生を賭けて、その姿を各人が捉えて行く始まりななったことは間違いない。最後に地元で自ら発表会を企画し、行なった達成感と共に。


学生の感想

まず我々は日出町に住む方々と多く交流し、表には出ていない町の素晴らしいところに沢山触れました。そこから自分たちのしたいこと・できることを主軸に、アイデアを出そうとしたところお世話になった方々へ感謝を表現していくというアイデアが生まれました。
それは日出町の明るい未来をデザインし続ける「表現者のプロ」と言っても過言ではない現地の方々が支えてくださったからこそ、たどり着いたものだと思います。
現地では最後に漁港でのスピーチと展示会を行い、私はお世話になった一人一人に向けてデザインをTシャツなどにしてプレゼント致しました。予想以上の反響を頂いて、私はたった一人にでも自分のデザインが深く伝わる喜びを知りました。これが私個人で得た日出町産学プロジェクトの最大の成果だと思っています。まず我々は日出町に住む方々と多く交流し、表には出ていない町の素晴らしいところに沢山触れました。そこから自分たちのしたいこと・できることを主軸に、アイデアを出そうとしたところお世話になった方々へ感謝を表現していくというアイデアが生まれました。
それは日出町の明るい未来をデザインし続ける「表現者のプロ」と言っても過言ではない現地の方々が支えてくださったからこそ、たどり着いたものだと思います。
現地では最後に漁港でのスピーチと展示会を行い、私はお世話になった一人一人に向けてデザインをTシャツなどにしてプレゼント致しました。予想以上の反響を頂いて、私はたった一人にでも自分のデザインが深く伝わる喜びを知りました。これが私個人で得た日出町産学プロジェクトの最大の成果だと思っています。(浅野そら)

  • 連携先

    ⼤分県⽇出町役場

  • 担当教員

    若杉浩⼀

  • 実施年度

    2022

  • 定員

    学部3年5名