プロジェクト概要

和歌山県すさみ町は農林漁業と観光を主要産業として、豊かな自然美に加えて近年ではマリンスポーツや世界遺産に登録された熊野古道大辺路街道も脚光を浴びています。最近では、和歌山県すさみ町ヘルスワーケーション事業を企画し、バーチャ町民制度などの検討もはじまっています。本プロジェクトでは、「和歌山県すさみ町」と地域を支援する「一般社団法人熱中学園」を中心に、地域の人達と実際に共創し、すさみ町らしい事業の企画やデザインを提案することを目標とします。このプロジェクトは、地域の人や場所と共創しながら活動しました。2週間のすさみ町に滞在して、現地調査、現地でのプロトタイプ作成や評価の活動を経て、すさみ町らしい事業のためのビジョン、ブランド、プロモーション、サービスや商品の提案などを検討していきました。
最終的には10月17日にすさみ町にて、町長、町役場の人やすさみ町で関連する人たちに最終発表を実施しました。発表には、すさみ町を活性化するための広報やメディアに関する提案、商品やサービスの提案がありました。その中でも大学院生を中心として「すさみの美術大学(すさび)」の提案は社団法人を設立して継続してすさみ町と共創する提案が注目されました。


学生の感想

何もないと言われて伺ったすさみ町でしたが、何も無いことなんてひとつも無い、素敵な町でした。
滞在中は毎日すさみ町の方々と関わっていたことで、すさみ町の魅力や本気、想いなどリアルに体感し退屈のない刺激的な毎日でした。
このすさみ町での滞在がなければ感じることの出来なかったものがあり、本気をぶつけ合うことができるような関係性にもなれず、産学プロジェクトは成り立たなかったと思っています。
このプロジェクトは、すさみ町の方々も我々も誰ひとり欠けることなくすさみ町らしい企画やデザインを共に創り上げることのできた宝物だと感じています。すさみ最高!!(高石ひより)

  • 連携先

    ⼀般社団法⼈熱中学園、共創先:和歌⼭県すさみ町、Xデザイン研究所

  • 担当教員

    ⼭﨑和彦

  • 実施年度

    2022

  • 定員

    学部3年7名/⼤学院6名