プロジェクト概要

循環型社会の実現に向けて世界中でさまざまな取り組みがなされている。行政や産業界が共通のビジョンを持ち、社会の移行に対して努力目標に取り組むことが求められている一方で、私たち生活者一人ひとりの行動が目標達成の鍵を握っている。
本プロジェクトは、日立製作所の家電グループ企業である日立グローバルライフソリューションズと日立製作所研究開発グループとの共同で、循環型社会への移行を踏み出す第一歩となる家電・ライフサービスのデザインを行った。「過度、過剰な資源消費を抑えた、地球と生活のちょうど良い関係をどうやったら作れるのか」を問いとして、日立のメンターとの対話を通して、アイデア創出、サービスモデルを組み立てていった。
学生は2つのグループに分かれて、デザインリサーチからコンセプト開発、プロトタイピングを実施した。最終的なアウトプットとして、ライフスタイルの変化によって手放してしまう家電を循環させるサービスや、暖かなぬくもりを無駄なく使い倒す暖房聞きのデザインを提案した。


学生の感想

メンターの皆様の丁寧なバックアップにより、安心して綿密なリサーチやアイディエーションを行い、アウトプットまで一続きに制作ができました。チームメンバーが固有に思い描く理想の未来をすり合わせ、形作ることは大変なコミュニケーションを要しましたが、最終的に「第一歩を踏み出す」デザインを生み出す感動を味わえました。
また、工場や様々な日立の施設を見学させて頂き、課題が社会と地続きであることを忘れずに取り組めました。(水藤琴乃)

  • 連携先

    ⽇⽴グローバルライフソリューションズ(株)、(株)⽇⽴製作所

  • 担当教員

    岩嵜博論

  • 実施年度

    2022

  • 定員

    学部3年6名/⼤学院2名