2020年11月9日に、フィールドリサーチ演習Ⅰ(学部1年)の授業が行われました。この日の授業では、これから5週間かけて行われる小平市役所との産官学プロジェクト「小平市で抱える地域課題に関する提案プロジェクト」の初回として、小平市役所の職員の方々に鷹の台キャンパスに来ていただき、学生からの質問に答えていただきました。
「フィールドリサーチ演習Ⅰ」では、数量的な分析法を通して、データマイニングによって数値データ内の潜在的な構造を発見するスキル、及び客観的な数値資料によって説得的に提案するスキルの獲得を目指しています。
第1回〜第9回の授業ではアンケート調査の設計・実施・分析によって得られる情報を検討するスキルや、分散分析・因子分析といった統計技法を利用するスキルをかけて獲得しました。それらを、第10回〜第15回かけて行われる「小平市で抱える地域課題に関する提案プロジェクト」の中で実際に調査・実験を行うことで、問題意識に基づいた企画提案を行うことができるスキルを獲得します。
学生は、それぞれ13のテーマに分かれて小平市の職員に質問をしました。
・若者に向けた消費者教育のアプローチ方法について
・若者の自治会への加入の促進ついて
・女性活躍社会を実現させるには
・小平市の魅力的な観光資源と、市外への情報発信方法について
・学生にとって魅力的な観光資源とは
・学生が市内で滞在する時間や消費を増やすことによる地域の活性化について
・鈴木遺跡のシンボルマーク、キャラクターの作成
・福祉人材の確保について
・鷹の台公園の整備の方向性について
・ふれあい下水道館の来館者誘致
・大学生などの若者を対象とした自転車安全利用の交通安全啓発について
・公民館の利用者層の拡大
・選挙における若者の投票率について
今後は、それぞれテーマとしている場所や人を対象に、調査・実験を行い2020年12月14日に市役所職員の方々に対して企画提案の発表を行います。
2020年12月14日にフィールドリサーチ演習Ⅰ(学部1年)の授業が行われました。この日の授業では、11月9日から開始した小平市役所との産学プロジェクト「小平市で抱える地域課題に関する提案プロジェクト」の最終発表として、小平市役所の職員の方々から学生の発表にコメントをしていただきました。
最終発表では、学生1人もしくは2人~4人からなるチームに分かれ、5週間かけて行った調査の報告と問題解決に向けた提案を行いました。
【参考作品】
「選挙における若者の投票率についての調査」~「まちの政策に対する関心」と「投票意欲」の関係性~
三井麻衣・橋口純奈
雨の日にのみ開く公園の企画提案とそれに対する利用期待度調査
小日向初那
鷹の台駅周辺の飲食店が持つ現在のイメージと学生が求めるイメージ
梅澤佑輔・横田爵巳