カリキュラム
専門課程(3・4年次)
社会との接点を重視した市ヶ谷キャンパスで創造性を社会で生かす方法を実践的に学ぶ
専門課程では、都心の市ヶ谷キャンパスに拠点を移し、「創造的思考力」を実社会で応用するための具体的な方法を、プロジェクトベースの実践的な学びで身につけます。「クリエイティブビジネス」「クリエイティブヒューマンバリュー」「クリエイティブテクノロジー」という三つの専門領域について実践的に学習・研究し、都心の立地を生かして、提携企業や自治体との合同授業や産学協同プロジェクトなどリアルな課題へ挑戦することもできます。また、学生が積極的に海外留学やインターンシップを経験できるように、3・4年次は1年を4分割するクォーター制を導入します。さらに、大学院造形構想研究科と一体の教育を行うなど、より多様で、高いレベルの学びの環境を用意します。
年次
視点をもって、社会をフィールドに。
井口博美ゼミ
時代の流れや気になる社会・生活動向を背景に、アートやデザインの視点から自分事としてのテーマ発見や・発掘にこだりたいと考えています。具体的な進め方としてはできるだけ学生の希望や個性に寄り添い、その個のクリエイティビィティをゼミとしてのコレクティブ・パワーに展開することを目指します。
若杉浩一ゼミ
芸術大学でしか学べない事、それは、表現と対話によって自己を見つめ直す事。その事がこれから社会で最も大切なスキルだと思います。何故なら、個人の多様性や本領発揮の社会だからです。デザイン、映像、アート、リサーチ、フィールドワーク、建築、プロダクト、研究ジャンルは問いません、面白がり、体験し、失敗し、共に笑い、喜びあう時間を大切にしてます。
丸山幸伸ゼミ
デザイン系教員のゼミとして「新しさ」、「美しさ」、「作ること」を大事にしています。日常の暮らしの中にある自分なりの疑問を育て、社会に問いかけるプロダクト、インタラクション、サービス、ビジョンなどのデザインアプローチを使ってイノベーション研究や製作をしていきます。学部、大学院、企業のチーム、地域社会と一体になって活動する産官学協同研究にも積極的にも取り組みます。
長谷川敦士ゼミ
長谷川研究室では、デザインすることによる研究を重視し、自身の感じる疑問や興味対象を作品化し、その過程による学びを言語化します。アート作品、ツールやプロダクトのデザインなどアウトプットはさまざまですが、それぞれ社会的あるいは個人としてのテーマの探究を行っています。
岩嵜博論ゼミ
デザインの方法論を様々な分野に活用するストラテジックデザインという領域を研究・実践しています。デザイン×ビジネス、デザイン×ソーシャルイノベーション、デザイン×政策・行政などの領域を研究しています。
石川卓磨ゼミ
このゼミでは、各学生がアートとデザインの枠をこえて、自分だけの「クリエイティブな専門性」を見つけることを目指します。自分の経験から生まれる違和感や疑問を大切にし、探究していきます。その過程で、自分に合った技術や道具を見つけて集めていきます。そして、ただ作品をつくるだけでなく、「考える力」「伝える力」「批評する力」「見せる力」を実践的に学びます。
荒川歩ゼミ
荒川ゼミでは、ゼミ生発表中心にゼミを行っています。2024年度のゼミ生のテーマは、燃焼による生、銅鏡デザイン、思い出すためのモノづくり、もふもふによる夢の体験デザイン、CI学科のニッチ漫画、電柱、名刺サイズの音楽体験、エモいの解体、虚無感、漢方の空間体感、かわいそうの体験、移動するお風呂などです。
クリエイティブイノベーション演習Ⅰ/Ⅱ・キャリアイノベーション
観察・分析、プロトタイプの実践、そしてその検証を繰り返すことにより、未知の課題に対してどのように対応していくのかを学びます。実際の社会に対してのアウトプットを前提とした課題解決の実践とその理論的理解、そして共有のためのレポーティングまでを包括的に取り扱い、社会イノベーションを実践するための基礎力を育成します。
産学プロジェクト実践演習Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ/Ⅳ
国内地域や企業等と連携しながら課題の探索、プロジェクトプランの策定、そして実際に絞り込んだ本質的な課題の解決までを実施します。関係する人々とのコミュニケーション能力の向上を図り、社会や人間にとって価値のあるイノベーションを起こすためのアプローチ方法を体験し、必要となる技術や考え方を学ぶ。
クリエイティブヒューマンバリュー CHV演習、CHV概論、CHV論Ⅰ/Ⅱ
日常の中にある自身の感動や感覚を起点にした新たな価値探索や、多様な立場や環境に置かれる他者の存在を知りソリューションを思考するために、調査分析やコンセプト創生、サービスデザインのプロトタイピングなど、生活者視点の価値創生の方法論について体感的に学びます。
クリエイティブビジネス CB演習、CB概論、CB論Ⅰ/Ⅱ
現代社会のビジネス、縮退する新しい社会のデザインでは、社会のあり様や定義が違います。このカリキュラムでは、その二つの視点でビジネスのあり方や、行政、企業、個人の在り方を明らかにしていきます。
クリエイティブテクノロジー CT演習、CT概論、CT論Ⅰ/Ⅱ
テクノロジーと社会のありかたを考えられるための講義と演習です。CT論Ⅰ/Ⅱでは、UXデザインを行うためのUIデザインや情報設計について学びます。CT演習ではテクノロジーを使って作品作りを行うことでテクノロジーと社会について考えます。