プロジェクト概要
千葉県の館山にはたくさんの農水産物、海と山の自然、南総里見八犬伝に代表される伝統文化などがありますが、ありすぎて特徴付けられないという固定概念を吹き飛ばすことが必要です。食を中心にしながら、自然と文化を活用した地域活性化や社会問題の解決のために、地域住民、企業、生産者、行政と学生で「食のまち館山」を世界にアピールできるようなアイデアの創出が期待されています。2023年には、館山に食の拠点が完成する予定があり、そこでの活用も期待されています。
プロセスと成果(着眼点、アプローチ等)
このプロジェクトは、地域の人や場所と共創しながら活動しています。活動内容としては、地域の調査段階では新型コロナウイルス感染症の流行をうけ電話によるヒアリング調査から開始し、その後はオンラインでの打ち合わせと現地訪問の繰り返しにより、地域の人たちの想いや課題を少しづつ把握してきました。学生達は毎週のように地域の人たちと対話を繰り返しながら、たてやま食のまちづくりのためのビジョン、ブランド、プロモーション、サービスや商品の提案をまとめていきました。
学生の感想
「食」というテーマを広く捉えていろんな角度から切り開いていく事によって、館山市から世界に発信していきたいアイデアがたくさん生まれました。
それは、産学プロジェクトを通して繋がる事ができた熱意ある館山市の方々の支えがあったからこそできた事だと感じました。
また、当初オンライン開催で館山市の方々からお話を伺いながらアイデアを提案していき、中間頃に現地を訪れた事によって、外から見る館山市の良さと体感してみる館山市の良さとギャップを知る事ができ、提案に変化があらわれて良い経験になりました。(吉田梨桜)
担当教員の総括
このプロジェクトは2年目となり本学で継続的に活動しているプロジェクトです。本年度は熱意ある学部生8名と院生5名の13名のチームです。館山の食材の豊かさ(少量多品種)を伝えるために院生は「とりどり」、そして学部生は「まるたて」というビジョンとブランドを基本に多様な商品、サービス、プロモーションの提案をしてくれました。そして11月には学生達が館山に訪問して、これまでの提案の発表・展示をして地域の人たちと共創を深める予定です。これからの活動も期待されます。
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連携先
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担当教員
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実施年度
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定員