プロジェクト概要

古くからの街並みと現代的なマンションが共存する東京都中央区日本橋浜町をフィールドとして、地域のエリアマネジメント組織の全面的な協力のもと、IT企業のLIFULL、menu、デザイン会社のコンセントと共に、地域課題を探索し、解決策を企画・提案するプロジェクト。防災対策や街の振興などの課題に対して、サービスデザインアプローチに基づきながら、学生の視点とチャレンジを参画企業と具体化していく。


プロセスと成果(着眼点、アプローチ等)

テーマごとにチームを作り、インタビューや観察調査などのフィールドワークを通じながら、試作を繰り返し、解決策を立案。最終的に日本橋浜町が目指すべきビジョンを提案した。保護犬を地域で受け入れながら街のコミュニケーションを活性化させるプラン、街を子供目線での遊びのフィールドとするプランなど、多彩な提案をエリアマネジメント組織に対し行った。現在は引き続き実現に向けての検討を進めている。


学生の感想

日本橋浜町プロジェクトは、尊敬する仲間とともに、学外の方にご指導いただきながら、取り組んだとても充実したプロジェクトです。
このプロジェクトで特に驚いたのは、企業側の積極さです。
LIFULLさんにメンタリングをお願いすると、LIFULLさん側から5名が参加。浜町さんにも多くの方に繋いでいただいたりなど、学生の私たちに対して、とても誠実に対応して頂き嬉しかったです。
また、多くの方とお話しする中で、自分の伝える力の無さを実感することもあり、社会人のその力に圧倒されることも何度もありました。
学外でも発表の場が設けられたりなど、とても貴重な経験をすることが出来ました。(中村真理)


担当教員の総括

本プロジェクトは、エリアマネジメント組織の協力により、都心地域を具体的な実験のフィールドとして推進することができた。具体的かつ、リアルな課題に触れ、また直接当事者にプレゼンテーションできた意義は大きい。また、参画企業の協力により、学生はビジネスの視点を取り入れながらプロジェクトを推進することができた。大学内だけでは得られないシビアな視点に触れられたことで、新たな気づきを得られている。

  • 連携先

    ⼀般社団法⼈ ⽇本橋浜町エリアマネジメント・株式会社LIFULL・株式会社menu・株式会社コンセント

  • 担当教員

    ⻑⾕川敦⼠

  • 実施年度

    2021年度

  • 定員

    学部3年20名/⼤学院若⼲名