武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所が開催するイベントのお知らせ。イベントの詳細や申込みは以下のリンク先をご参照ください。


武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所は、「よりよい世界を作るために、社会へビジョンとプロトタイプを研究提案する」ことを目的として設立されました。そのためには、従来の枠にとらわれない発想が大事になります。

フランスのビジネススクールESCPで起業家プログラムを実施するシルヴァン・ビューロゥ准教授が「アート思考ワークショップ」の取り組みを始めたのは、従来のビジネススクールのやり方に限界を感じていたからです。既存企業のビジネス事例など過去の成功事例に学ぶだけでは、常識を破る発想は生まれません。破壊的なイノベーションの生み出す一つの方法としてアーティストを講師に、そしてアーティストがモノを生み出すときのプロセスをなぞり「ありえない」ものを生み出す「アート思考ワークショップ、Art Thinking Improbable Workshop」の活用があります。

今回、ソーシャルクリエイティブ研究所発足記念イベントとして、「Art Thinking Improbable Workshop」を活用したワークショップ作品発表イベントを開催します。このワークショップは、HEART CATCHの西村真里子さんと本研究所の山﨑和彦先生が講師となり、3日間でアート思考の講義を受け、社会人と学生のチームで作品制作を通してアート思考を体験的に学ぶワークショッププログラムの発表イベントです。

このイベントでは、HEART CATCHの西村真里子さん、本研究所の井口博美先生と山崎和彦先生の話題提供と、アート思考ワークショップの作品発表があります。最後に講師、参加者、ワークショップ参加者と作品鑑賞しながらの交流会も企画しています。どのようなプロセスで考え、どのような作品になったのか発表者とディスカッションしてください。会場は4月に発足したばかりの武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスのビジョンスタジオです。どなたでも参加可能です。皆様の参加をお待ちしております。

Art Thinking Improbable を活用した本ワークショッププログラムで学べること:

・講義とワークショップはアーティストが作品を作り上げる際に行うプロセス(貢献・逸脱・破壊・漂流・対話・展示)を学ぶ。
・自分のなかにある{違和感・怒り・悲しみ・不思議に思っていること}とアウトプットを迅速に結びつける方法を知る。
・講義とワークショップの組み合わせと、3日目に作品出展することを目指すことにより自分の視座・パッション·感情を理解する。
・チームで作り上げながらも自分の想いを入れ込んでいくところ。(Art Thinking Improbable はアーティストを生み出すためではなく、社会で活躍する人向けのワークショップなのでチームで作り上げるプロセスも大事にする)