7/23(水)〜7/28(月)の期間、クリエイティブイノベーション学科4年石川ゼミのゼミ展示を鷹の台キャンパスにて開催しております。みなさまのご来場をこころよりお待ちしております。


「家に着くまで白い線から落ちたら、地獄ね」
いつからかその線が車道と歩道を分けるものだと疑わず、自然と歩道側を歩くようになった。
もう、白線の上を歩くことはない。

私たちの暮らしは、さまざまな制度に取り巻かれています。
法律や貨幣、制服など明確に設計されてきた制度。しかし、それらもはじめは明文化されない礼や倫理、価値感、身分などを大勢の個人の意識の集合として、後から定義したにすぎません。そんな制度やルールの境界には、明確な線がひけるのでしょうか。私たちは、その境界には二項を別つ線ではなく、面があり、グラデーションがあり、表情があり、感触があることを知っています。

今回、石川ゼミ生12名は、生活に偏在するルールや制度が持つ本質的なグラデーションや表情、感触を見つめなおして、そんな制度自体を解きほぐします。

ライター:富永陽向、森山愛子