- 連携先
- 北海道森町
- 期間
- 2021年9月〜2022年3月
- 担当教員
- 若杉浩一
- 内容
北海道道南の森町、一次産業が豊かで、自然に恵まれ、特に森林資源が豊かである、このまちで地域資源を生かし、将来どのように地域を活性化させていくかという新しい地域の再生のシナリオを提案するプログラムである。
地域の産業、街並み、町民の現状調査〜 5 年後の未来の提案を毎週行い、地域の可能性をデザインして行った。4 週間の現地滞在を行い森町の現状を指摘し、地域の観察を行い、何をデザインすべきかを提案した。しかし、以降、各人の自分事化が覚醒し、この地域の可能性は消費する価値ではなくこの地域が持つ人、暮らし、営み、風景、暮らし、学んでいくこの地の土壌こそが資産ではないかと提案する。本質的かつ、根本的指摘は地元の人たちを揺り動かし、新しい地域資産の存在を明らかにすることになった。
地域は地元の産業や観光資源、経済資源の提案を期待していたが、学生は豊かな地域での営みや暮らし、人の魅力に気づき、その資源に関与する場や、学びの提案を行った。本質的な提案は、首長を含め関係者の新しい価値の存在の気づきや、意識変革に繋がっている。