プロジェクト概要

天草市と武蔵野美術大学は、まちづくりの協定を結びその一環で学生達が1ヶ月滞在し活動を行なった。天草の一次産品のブランディング、東京での拡販をミッションに背負いながら、自主的に天草をリサーチし共同生活をしながら活動してきた。彼らは兎に角、積極的に地域や、仲間達と対話をしながら、活動を進めていきた。そして行き着いたのが、「天草の産品を作っている人達との繋がり、天草の人達とのつながりが価値ではないか?」と言う仮説を立てた。そしてそれを実証するために、海辺の荒地を開墾し、皆で地元の産品を持ち寄り、満点の星空の元で、火を起こし、語らい食べる場作り「ノサリ火」を計画実施したのだった。それは、まさしく共同体の意味、価値を示していた。語らずしも、地域の人たち、行政、みんながその意味を理解した素晴らしい場づくり出会ったと言える。地元の発表会では、2時間の時間を使って感動的な発表会を行なった。かれれの提案は引き続き、洗練され、地元に定着されて行くであろう、本質的な内容であった。


学生の感想

大自然に恵まれた天草でのグループメンバーとの共同生活、地域の方々との交流を経て、毎日自分が誰かに支えられて生きているなという自覚と、今まで感じることがなかった人と人との深い感情的なつながりを実感しました。
この、目には見えない感性価値を基盤に企画に取り組み、たくさんの方と関わりながら天草でプロジェクトに取り組むことができたことを大変嬉しく誇らしく思います。(今道葵)

  • 連携先

    天草市役所

  • 担当教員

    若杉浩⼀

  • 実施年度

    2022

  • 定員

    学部3年5名/⼤学院1名