プロジェクト概要

宮崎県は、第一次産業が豊かで、自然に恵まれおり、特に森林資源である杉は日本一の生産量を誇る。しかし、その素材の高付加価値化や可能性についての検討はこれからであり、この森林資源をどう未来にデザインしていくかというテーマのもと、県の事業である「森林産業オープンイノベーション創出事業」に武蔵野美術大学と宮崎大学が共同で参加し提案するカリキュラムである。


プロセスと成果(着眼点、アプローチ等)

宮崎県の地元生産者の現状を学び、現地調査、議論を行い、宮崎大学と共同で森林資源の付加価値化への一次提案を行い、さらに地元生産者との意見交換、議論を行った。11月からは最終提案に向け地元生産者とのマッチングを行い様々な事業提案を行っていく。提案によっては来年度以降も事業化への活動を継続していく事になる。


担当教員の総括

森林資源の新しい付加価値化、竹の産業育成、造林の推進事業、森林資源の6次化の提案以外に、学生たちは森林資源を中心とした様々な人達のつながりや学び、人材育成や産業育成の拠点とコンテンツづくりが重要ではないかとの指摘と提案を行った。このカリキュラムを中心として大学連携、自治体連携、産業連携、市民連携の学び、産業創造拠点の可能性が露わになってきた。来年度も継続するが、地域の新しい創造拠点を生み出す可能性を発見できている。

  • 連携先

    宮崎県・宮崎⼤学

  • 担当教員

    若杉浩⼀

  • 実施年度

    2021年度

  • 定員

    学部3年4名/⼤学院1名