- 連携先
- パワープレイス株式会社
- 期間
- 2021年9月〜2022年8月
- 担当教員
- 若杉浩一
- 内容
千葉県大多喜町、旧老川小学校(廃校)の施設活用を通じて地域活性化をデザインするプロジェクトである。大多喜町は豊かな水と農産物に恵まれた城下町であり、竹を植林し筍や竹産業が盛んであった。しかし東京近郊の千葉でさえ、人口減少と産業衰退が進んでいる。そして全国で廃校や、公共施設の空き家化が進んでいて地域特有のこの問題に提案をするプロジェクトである。旧老川小学校は、良品計画が借り上げており、企業と地域と大学でこの社会問題に取り組む。
地域のプレイヤー、行政にヒアリングを行いながら、数回、現地の調査を実施、竹を活かす生活音楽影絵、竹のコンポスト、いすみ鉄道の活かし方などの提案を行った。いずれも、地域でプレゼンテーションを行い、地域行政、鉄道経営者、良品計画金井会長への意見交換を行った。今後実施に向けて活動を行なう予定である。
大多喜は豊かな自然の中で、孟宗竹を産業としていた歴史、全国に存在す竹を利活用する暮らしの可能性がある、数年にわたり大分や台湾、中国、インドネシアと連携しこのテーマに挑んできた。世界が注目する高循環マテリアル「竹」の活用は、新しい時代の社会のあり方を問うているテーマと言える。