- 連携先
- 浜市移住定住促進協議会(滋賀県⻑浜市、⻑浜カイコー)
- 期間
- 2022年9月〜10月
- 担当教員
- 岩嵜博論、石井挙之
- 内容
2022 年に滋賀県長浜市に誕生した公設民営のデザインセンター「長浜カイコー」。この長浜カイコーから歩いて 10 分ほどの城下町の中に「吉田邸」があり、今は空き家となっている。およそ 200 平米ある立派な鰻の寝所のようなこの家は、明治時代から旅館 / 住宅として長年使われており、当時の家財道具がそのまま残されている。
この吉田邸を、県外から訪れる学生や研究者などが長浜で活動する際に滞在する拠点として再建するために、家財道具の仕分けをしなければならない。この町と人々の生活の中にあった家財道具にはナラティブ(多角的な物語)が眠っている。家財道具は歴史の証人と言える。当プロジェクトは長年愛用されてきた道具の再活用と処分の仕方のリサーチ&デザインである。当プロジェクトはナラティブアプローチ(物語性を扱ったアプローチ)を主軸に置いて活動を行った。地域に眠るあらゆる角度の物語をリサーチし、アウトプットに落とし込む一連のプロセスを応用して、長浜でライブプロジェクトとして実施した。最終アウトプットとして、長浜カイコーで展示とギャラリートークを実施した。