カリキュラム

2024年度

住民フレンドリーツーリズムのデザイン

連携先
株式会社ディーランド、一般社団法人あじろ家守舎
期間
2024年9月〜10月
担当教員
丸山幸伸
内容

本プロジェクトでは、熱海市の旧網代小学校を廃校活用した「AJIRO MUSUBI」を活動拠点にして、ステークホルダーとの対話を通して、地域住民と来街者とのより良い関係をつくるデザイン活動に取り組んだ。静岡県熱海市は、温泉地として繁栄してきたがバブル崩壊後、街が廃れ観光客も激減しており、近年は年間を通して春のような気候、海、山などの自然環境に恵まれたリゾート地としての価値が見直され、宿泊客数は年々回復。コロナ禍以降は、リモートワークの一般化を受けて若年世帯の移住や2拠点居住の選択肢として職住の面でも注目が集まる地域となってきたが、地域の魅力の認知が広がる一方で、日常生活に必需な商店が観光客向けの飲食店に置き換わることや客単価が高騰するなどの現象で住民生活は不便になることが懸念されている。このような課題に対して網代の帰郷者・移住者・二拠点居住者等のメンバーで構成される “あじろ家守舎” と共に、“よそもの” と地域住民の対立構造をうみださないためのアイデアづくりを実施した。具体的には、これまでの観光の考え方の主客を反転し、①観光客が住民に街の魅力を再発見するコンテンツを提供する、②都市生活者から住民向けにコンテンツを提供する、という二つのアプローチのプロジェクトを行い、数十人の地域住民の方が参加するマーケットイベントで成果を発表し好評を得ることができた。